赤頭巾ちゃんは、可愛(かわい)い女の子です。 小紅帽是一個可愛的小女孩。 ある日のこと。 有一天, お母さんが、赤頭巾ちゃんに言いました。 媽媽對小紅帽説: 「おばあさんにお菓子(かし)と葡萄酒(ぶどうしゅ)を届(とど)けておくれ。寄(よ)り道(みち)をしてはいけませんよ。」 「這裏有一塊蛋糕和一瓶葡萄酒,快送去給奶奶,記住不要繞遠路!」 「わかったわ。」と、赤頭巾ちゃんは言いました。 「知道了!」小紅帽説完就出發了。 おばあさんは森の奥(おく)に住んでいます。 奶奶家住在森裏的深處。 森の入口(いりぐち)に着いたとき、狼が出てきました。 在森林的入口,大野狼出現了。 「赤頭巾ちゃん、おばあさんの所(ところ)に行くんだろう。それなら、花を摘(つ)んで行きなよ。」 「小紅帽,你是去奶奶家吧。怎麼不給奶奶摘些花呢?」 「それはいい考えね。」 「這個主意不錯!」 森には、たくさんの花が咲いていました。 森林裏開滿了各種鮮花。 赤頭巾ちゃんが、寄り道をして花を摘んでいる間(あいだ)に、 狼はおばあさんの所に行きました。 大野狼來到了奶奶家裏, そして、おばあさんをぺろりと飲み込んで、ベッドに潜(もぐ)り込(こ)みました。 一口把奶奶呑了下去,然後鑽進被子裏躲了起來。
今度(こんど)は、赤頭巾ちゃんを呑(の)もうというのです。
這次,大野狼盤算著要吃掉小紅帽。赤頭巾ちゃんが、おばあさんの家に着きました。
不久,小紅帽來到了奶奶家,
おばあさんはベッドに寝ていました。
看見奶奶正躺在床上睡覺。
「おばあさんの耳は大きいのね。」
小紅帽説:「奶奶的耳朵好長啊!」「お前(まえ)の声を聞くためさ。」
「那是為了聽清你説的話呀!」「目も大きいのね。」
「眼睛也好大啊!」
「お前をよく見るためさ。」
「哈哈,那是為了能更清楚地看見你啊!」
「どうして口がそんなに大きいの。」
「那為什麼嘴巴也這麼大呢?」
「それはお前を食べるためさ。」
「那是為了要吃掉你啊!」
狼はそういうと、赤頭巾ちゃんに飛びかかって、ぺろりと飲み込んでしまいました。
大野狼狠狠地説著便跳了起來一口把小紅帽吞了下去。
その時、一人の猟師(りょうし)が通りかかりました。
正巧這時一位獵人經過,
庭(にわ)で、狼がぐっすりと眠(ねむ)っています。
發現大野狼正在院子裏呼呼大睡。
「おばあさんを食べたな。」
「一定是把老奶奶吃了!」猟師はそういうと、狼のお腹(なか)をはさみで切(き)りました。
獵人心想,便用大剪刀剖開了大野狼的肚子。
すると、まず赤頭巾ちゃんが出てきました。
小紅帽首先鑽了出來,
続(つづ)いておばあさんも這(は)い出(だ)してきました。
接著奶奶也爬了出來。
狼のお腹には、石を詰(つ)めました。
接著,獵人在大野狼肚子裏塞了很多石頭,
狼は目がさめると、傍(そば)に猟師がいるので、慌(あわ)てて逃げ出しました。
當大野狼睜開眼時看見了旁邊的獵人,於是慌慌張張地逃走了。
でも、お腹に石が入っているので、間もなくどさりと倒(たお)れて死んでしまいました。
不過由於肚裏裝著很多大石頭,沒走多遠便倒地而死。
赤頭巾ちゃんは、おばあさんに言いました。
小紅帽内疚地對奶奶説:
「もう森で寄り道はしないわ。狼に食べられちゃうものね。」
「以後我再也不繞遠路了,否則會被大野狼吃掉。」
グリム兄弟(格林兄弟)
左:ヴィルヘルム、左:ヤーコプ(左:弟弟威廉・格林、左:哥哥雅各布・格林)
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